マイファミリー最終回感想!心春ちゃんは結局どうなったのか考察ネタバレあり

マイファミリー最終回感想!心春ちゃんは結局どうなったかを考察ネタバレあり

2022年4月に始まったドラマのうちで、一番のヒットだったマイファミリー。毎回、考察が話題になり、非常に濃厚な3ヶ月間でした。ノンストップファミリーエンターテインメントという新しいジャンルを確立したマイファミリーが最終回を終えた今、マイファミリーを振り返りながら感想やそれぞれの家族愛について考え、心春ちゃんがどうなったのか考察したいと思います。(ネタバレあり)

目次

マイファミリー最終回感想ネタバレあり

最終回

なんといっても、最終回もミスリードたっぷりでだまされたのが、面白かったです。最初、警察を犯人と見せ、日下部管理官(迫田孝也さん)を疑うよう仕向けられ、次に東堂亜希(珠城りょうさん)の独白に見せかけて、真犯人の吉乃一課長(富澤たけしさん)が出てくるっていう。

また、 未知留(多部未華子さん)を探して 温人(二宮和成さん)がいたように見えたビルも、実は別の場所だったというのもスリリングでしたよね。絶対絶命の未知留と東堂の元に助けに来る温人と、葛城(玉木宏さん)かっこよすぎましたね!温人は、妻の浮気話(嘘)を聞いても微動だにしませんでした。未知留を信じているんですね。

吉乃の動機は、身勝手で腹が立ちました。自分の過去の罪を被せるために東堂を操り、浮気の写真を消したいからって実咲ちゃんを危険に晒すだなんて。さらには未知留と東堂の命も狙っていました。最低の犯罪者です。サンドウィッチマン大好きなんですが、しばらくそういう目で見ちゃいますね。

亜希も考えてみたら可哀想であり、ひどいです。自分の浮気が全ての不幸を招いたわけですから。東堂(濱田岳さん)と鈴間(藤間爽子さん)はただただ可哀想です。

4回あった誘拐事件

誘拐事件では、第1回心春ちゃんと第4回美咲ちゃんが吉乃の犯行。第2回の友果ちゃんは東堂と鈴間が犯人。第3回の優月ちゃんは、吉乃が裏で操っていて、東堂に鈴間に実行させていた。と、複雑に絡まりあっていたので、全く犯人が推測しずらくなっているのが、面白かったですね。第1回は誘拐に見せかけていたというのも、複雑にしていました。

中盤で鈴間が犯人だとわかったときは、かなりのノーマークで騙された!となり、その後、親友だった東堂(濱田岳さん)が独白してという展開も、のけぞるほど驚きました。立脇香菜子(高橋メアリージュンさん)も途中かなり怪しかったですよね。

とにかく脚本が上手すぎるのです。こんなに何度も頭の中をこねくり回されたドラマは初めてです。

俳優陣の素晴らしさ

そして、俳優陣の演技も上手すぎるので、感情移入ができ、毎週手に汗握ることができました。

目の動きだけで魅せる二宮和也さん。仕事中の真面目な顔と、子どもたちには優しい顔を見せ使い分けるところと、ころころ表情が変わって素晴らしかったです。東堂の告白を聞いたあとの冷静な顔はなんとも言えません。第1話の涙の演技は忘れられないです。

最初は冷え切った夫婦でしたが、徐々に温人を支える妻となっていく多部未華子さん。出産のシーンもさすがママですね、優しいお母さんの顔が素敵でした。

濱田岳さんの誘拐の告白シーンは、ドラマの中の名シーンですよね。お前だったのか!といういらだちもあり、でも、本当に娘を想う親として悪者になってしまったという切なさ。インタビューで、誘拐犯だから外出していいのかと葛藤があるというようなことをおっしゃっていました。第1回から犯人ということを隠していた演技を見返したいところです。

賀来賢人さんも安定の演技力で、濱田岳さんを怒鳴るシーンは迫力がありました。優月ちゃんを見守るお父さんとしての優しさも素敵でした。

高橋メアリージュンさんが、会社を我が子のように想っていると語るシーンは、胸に迫るものがありました。最終回の記者会見のシーンも、感情のたかぶりの表現が非常にうまいです。

玉木宏さんは、誘拐事件に執念を燃やす気迫が、とても怖くもありかっこよかったです。執念を燃やしすぎているのが、逆に怪しくて一時期疑って申し訳なかったです。イケボな「ドリンクバー」が話題になりましたね。

みんなのマイファミリー

誘拐というミステリー軸と、マイファミリーという軸があったのも、この作品を素晴らしくしていますよね。出演者全員のバックボーンが見えるから、深くはまってしまいます。

誘拐事件で夫婦仲が良くなった、鳴沢家。あの冷え切った第1話から考えると、徐々に温人が未知留に向けるまなざしが温かくなっていき、最後の出産シーンは涙が止まらなかったです。

三輪も、誘拐をきっかけに離婚した妻とやり直せそうな雰囲気です。

阿久津(松本幸四郎さん)夫妻は、娘を心配するがあまり、盗聴器を身代金に仕掛けたり、温人を疑ってしまいました。誘拐されている極限状態ですから、仕方ないといえます。

東堂は、娘を取り戻したいために、誘拐までするという鬼になりましたし、鈴間も姉の無実をはらすために共犯関係に。この2人は切ないですね。

亜希は、自分が不倫をしている間に娘が誘拐されたことを苦に、失踪し自殺しようとしました。

立脇の怪しい動きは、ファミリーのように、会社を大切にかわいがっていたがゆえでした。

犯人の吉乃は、家族にばれたくないという一心で、不倫写真をもみ消そうと悲しい事件を起こしてしまいました。

ハッピーエンド

最後に、鳴沢家には赤ちゃんが生まれ、明るいカットになりました。三輪も元妻とやり直そうと決めています。東堂との悲しい対比として描かれます。東堂はあまりにも可哀相すぎるのですが、せめて亜希に会えただけでも良かったのでしょうか。

明るい未来、希望が見える終わり方だったのはマイファミリーという題名にふさわしかったです。

3ヶ月間たくさん騙されて、ハラハラして、でも、時に感動して、家族の温かさにジーンとさせてもらいました。犯人がわかったものの、まだずっと見ていたかったですし、続いてほしかった。

ミステリーにしては珍しく、結果がわかっていても、何度でも見たくなるドラマなのは、登場人物を深く描けているからでしょう。俳優さんたちの演技をもう一度見返したいです。

また、吉乃が犯人だという視点でも最初から見返したいと思います。

心春ちゃんは結局どうなったの?

一点、わかりずらかったのは、心春ちゃんの安否です。

事件当時、制服も着ていたので、倒れていたら東堂や亜希に連絡が来るはずです。葛城が温人に「(吉乃が)心春さんと同じように実咲さんもどこかに遺棄して行方不明にすれば」という台詞がありましたので、生きているのは難しそうです。

亜希が、東堂に会いに来た時、靴がどろだらけでした。これはきっと、遺棄された娘の現場を見に行ったということでしょうね。東堂に心春ちゃんに会えた?と聞かれて何度も泣きながらうなずいていたのは、そのせいでしょう。

家族で安心して見れる番組にするということでしたので、心春ちゃんの安否をあいまいにすることで、亡くなっていることを直接的に表現することを避けたのでしょう。わかる大人にだけわかるようにしたのかもしれません。

素晴らしい演出であり、気遣いですよね。

マイファミリー最終回感想!心春ちゃんは結局どうなったのか考察まとめ

3ヶ月間考察してきて、犯人が当たって嬉しかった喜びと、終わる寂しさでいっぱいになっています。

本当に、ノンストップファミリーエンターテインメントでしたね。素晴らしいドラマを制作してくださった関係者のみなさま、俳優のみなさまに心より感謝しています。

心春ちゃんは残念な結果になったと考察します。

また1話から見返して、吉乃が犯人だと思いながら見たいと思います。

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